災害時でも〝いつもの暮らし〟をそばに

 災害時は、誰もが少なからず不安を抱えることでしょう。避難所で長い時間を過ごす場合であれば、なおさらです。そんな時、普段の暮らしの中で使っているアイテムが手元にあれば、少しでも不安を和らげることができるかもしれません。

 「自分たちが避難する時、どういう物があったらいいか」。私たちは何度も意見を出し合い、必需品のほかに、衛生用品を充実させた防災グッズのセット(大人1人・3日分)を考えました。その際、八戸学院大学講師で、防災士でもある井上丹先生に監修していただきました。

 厳選した防災グッズ24点をセットにした「スタンダード」と、より避難時の快適さを追求した33点入りの「プレミアム」からお選びください(いずれも非常持ち出し用のリュックを含む)。

 写真は防災グッズの例です。上がS(スタンダード)、下がP(プレミアム)となっております。

<セット内容>

[1] 防災バッグ、[2] 軍手、[3] ウエットティッシュ、[4] ティッシュ、[5] 使い捨てフェイスタオル、[6] マスク(3枚入り)、[7] 簡易トイレ(10回分)、[8] トイレットペーパー、[9] 懐中電灯、[10] モバイルバッテリー、[11] ポリ袋(12枚入り)、[12] カイロ(3枚)、[13] 油性ペン(1本)、[14] A5判ノート(1冊)、[15] 簡易ブランケット、[16] ホイッスル、[17] ペーパーはみがき(5包入り)、[18] 給水バッグ(6L分)、[19] 折りたたみスリッパ、[20] スプーン(10本)、[21] キッチンラップ、[22] ペーパーボウル(12枚入り)、[23] 紙コップ(10個入り)、[24] 単3アルカリ乾電池(10本)

以上、S(スタンダード/24点)

[25] ポンチョ、[26] ヘルメット、[27] 簡易救急セット、[28] 使い捨てバスタオル、[29] 着火ライター、[30] 非常用エアーマット(空気入れ付)、[31] からだふき用シート(72枚入り)、[32] 泡なしシャンプー(手袋タイプ・2枚入り)、[33] 虫除けジェル

以上、P(プレミアム/33点)

  • ※商品の廃盤等さまざまな条件で内容が変更になる場合があります。

日頃から備えて心にゆとりを持とう

監修:八戸学院大学地域経営学部・講師、防災士 井上 丹 氏

 災害が起きた時に一番危ないのは、自分自身が取り乱すことです。パニックになって、避難すべき時に避難できないことも考えられます。冷静な判断をするためには、日頃から非常用の持ち出し袋を準備しておいたり、家族や職場の仲間と「どこに避難するのか」「誰に(どこに)連絡するのか」など、防災について話し合っておいたりすることが重要です。このような備えは、心にゆとりを生みます。

 避難所が開設された時、ある程度の物資の支援はあると考えられます。それは食事や水など、生きていく上で最低限必要なものが中心です。その後、避難所で何日間か過ごさなければならない場合、衛生面が課題になってくるでしょう。今回の防災グッズのセットは、個人の衛生面を守るアイテムがそろっているのがポイントです。