日々の備えで自助ができている方に伝えたいこと

 防災の用語として自助、共助、公助があります。自助とは、自分の命は自分で守ること。共助は家族や職場、地域での助け合い。公助は消防や自衛隊といった公的機関による救助のことを言います。

 30年前の1995年1月17日、阪神淡路大震災で多くの人が助かったのは、共助に当てはまる近隣住民同士の助け合いでした。災害の規模が大きくなれば、公助による救援は遅れてしまい、それを待っていては助けられる命が助けられない状況になります。この教訓を活かして生まれたのが防災士という資格です。

 防災士については、今後のコラムで詳しくお話ししていきますが、このヒビタスを活用している方、このコラムをご覧になっている方は、既に防災に対する意識が高く、自助は十分にできていると言えます。そんな皆さんは、共助の中心となるような存在になっていただきたいのです。

 そのために望まれることを今後のコラムでお伝えしていきますので、継続的に防災に関する意識を持ち続けてほしいと思います。

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