防災士スキルアップ 火災現場での役割学ぶ KBNカフェ初開催/久慈

防災士スキルアップ 火災現場での役割学ぶ KBNカフェ初開催/久慈

 久慈市は26日、「KBN(久慈市防災士ネットワーク)カフェ」を市防災センターで初めて開いた。日本防災士機構の民間資格「防災士」の市内取得者が情報交換やスキル向上を図る機会。初回は約30人が参加し、火災現場遭遇時の対応などについて理解を深めた。

 同市は災害に強い地域づくりに向け、資格取得費用を公費負担する形で防災士の養成を推進中で、公費負担で誕生した防災士は過去3年間で約150人に上る。

 今年2月には、資格取得者同士の連携を深め、防災知識を生かした活動、知識・技術の研さんにつなげていこうと、KBNを立ち上げた。カフェはKBNの取り組みの一環で、今後、定期的に開催する予定。

 初回のテーマは「火災現場での防災士に求められる役割とは」。講師の大粒来輝行・市防災対策官が、同市の消防の歴史や山林火災拡大のメカニズム、火災警報の発令基準や発令時の制限行為などについて説明した。

 火災現場遭遇時の対応としては、「通報、応急消火、避難誘導など、やれることをやってほしい。(火災の)状況観察だけでも消防側からすれば助かる」と呼びかけていた。

【写真説明】

久慈市内の防災士約30人が参加したKBNカフェ
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