八戸地域少年消防クラブ育成協議会(小杉雅永会長)と八戸消防本部(寺牛憲行消防長)は7月28、29日、八戸市の種差少年自然の家で同クラブリーダー研修会を開いた。八戸圏域の小学4~6年生23人が参加し、体験を通じて防災や消防活動について学んだ。
人材育成と防火意識を高めるため、1978年から毎年実施する事業。今回は5年ぶりに宿泊しながらの研修となった。
初日は防災スポーツ大会と題し、毛布担架を使った障害物競走や風船を運ぶバケツリレーなどに挑戦。2日目は丸めた放水ホースを広げてペットボトルを倒すボウリングや地震体験車の搭乗などを行った。
階上町立道仏小4年の十文字桜さん(9)は「バケツリレーが難しかった。家に帰ったら、体験したことを弟と一緒にやってみたい」と笑顔。
小杉会長は「子どもたちが体験、宿泊を通じて仲間を作り、防災、防火の意識を持ってくれたら」と話した。
【写真説明】
丸めた放水ホースを広げてペットボトルを倒すボウリングに挑戦する子どもたち