久慈市防災センターで26日、「第15回幼年消防のつどい」が行われた。広域4市町村の保育園・保育所15施設から幼年消防クラブの年長児約160人が参加し、起震車やはしご車の体験、防火宣言などを通じて防火意識を高めた。
久慈地区幼少年婦人防火委員会(会長・中屋敷亨久慈広域消防本部消防長)が幼年消防クラブの交流などの機会として隔年で開催。過去2回は水害、新型コロナの影響で中止され、2017年以来7年ぶりに行われた。
会場では、園児たちが起震車で東日本大震災(震度6強)や熊本地震(震度7)級の揺れを、はしご車ではヘルメットを着用して高さ5メートルの世界を体験。3人一組で「火事だー」と叫んで声の大きさを競ったり、酸素ボンベなど火災現場での装備を身に付けたりするコーナーもあった。
セレモニーでは、各クラブ代表2人ずつ計30人がステージに登壇。「絶対に火遊びはしません」「私たちは守ります。火の用心!」と高らかに宣言した。
参加したみどりが丘保育園(洋野町)の船渡柚希さん(6)は「(起震車は)ちょっと怖かった。本当の地震がきたら、しっかりテーブルの下にもぐるよ。はしご車からの景色は良かった」と話していた。
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