村津波避難計画を修正 六ケ所村、退避困難地域を追加

村津波避難計画を修正 六ケ所村、退避困難地域を追加

 六ケ所村防災会議(会長・戸田衛村長)は6日、村文化交流プラザ・スワニーで会合を開き、津波予想の到達時間内に避難することが困難な地域を追加した、村津波避難計画修正案を了承した。

 避難困難地域は尾駮、鷹架、平沼、倉内、戸鎖の5地区9カ所を追加した。障害者や乳幼児ら要配慮者の歩行速度を毎秒1メートルから0・5メートルに変更。津波到達予測時間20分より短い18分を避難可能時間としたことで、困難地域が拡大した。

 避難は原則、徒歩としているが、困難地域は車による避難を前提とする。

 村原子力対策課の葛西尚人課長は取材に「目標地点までの避難を直線計測ではなく、現地調査した上で実際の経路距離にするなど現実的な計画にした」と強調。今後、訓練を通して実効性の向上を図るとした。

 会合には委員約20人が出席した。修正案は庁内手続きを経て、近く正式決定される。

【写真説明】

六ケ所村津波避難計画修正案を了承した村防災会議=6日、六ケ所村

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