五戸地区幼年消防クラブ防火大会が8日、五戸消防署で開かれた。五戸町と新郷村の八つの幼稚園・保育園の園児が、地震や放水などを体験し、防災意識を高めた。
青森県秋の火災予防運動の一環として行われた。セレモニーでは、同署の松坂元署長が「火事や地震の時にどのように動けばいいか、しっかり勉強してください」と呼びかけ、園児に同クラブの認定証を交付。続けて、園児全員が声を合わせ「火遊びはしません。火事を見つけたら大きな声で知らせます」と防火に向けた誓いの言葉を述べた。
地震体験車では震度5強の揺れの中、机の下で身の安全を確保する動きを練習。みゆき保育園の前田采那(さな)ちゃんは「地震の揺れは少し怖かったけれど、きちんと逃げることができた。本当の地震でも大丈夫」と自信を深めたようだった。
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