地域の防災力強化を目指し、八戸市で4月から行われていた「女性防災リーダー育成プログラム」の修了式が14日、市津波防災センターで行われた。青森県南地域を中心とする受講生32人は、学んだ内容をそれぞれの地域や組織で実践するための「アクションプラン」を発表し、リーダーとして地域で活躍することを誓った。
講座は一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと(青森市、小山内世喜子代表理事)の主催。受講生は計36時間の講座に臨み、ワークショップや避難所運営訓練、被災地視察などで実践的な知識と技術を身に付けた。
アクションプランは9グループ8個人が作成。「留学生を対象に防災学習会を開催する」「町のケーブルテレビで災害時に役立つ情報を配信したい」などと具体的な計画を発表した。
小山内代表は「今日がスタートライン。皆さんの活動の一つ一つが社会を変える原動力になる」と激励。修了生代表の種市桂子さんは「考えるだけでなく行動する大切さを学んだ。培った防災の種が大きく育ち、実になることを約束する」と決意を語った。
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