児童らが赤十字活動への理解を深めながら交流する「三八地区青少年赤十字のつどい」(日本赤十字社青森県支部、三八地区青少年赤十字指導者協議会主催)が9日、八戸市立吹上小で開かれた。同校と市立島守小の児童計18人が、グループ活動を通して防災などについて学習した。
5年ぶりの開催。赤十字活動に賛同する幼稚園や保育園の職員も見学した。
児童は紙芝居で赤十字の創始者アンリー・デュナンや、戦場で手縫いの赤十字旗を掲げ、敵味方問わず負傷兵を救った佐井村出身の医師・三上剛太郎について学習。続く防災セミナーでは、大地震が発生した際に、家具の落下や倒壊などの危険がある場所を校内から探しだし、グループで話し合った。
島守小5年の羽柴陽菜さん(10)は「自宅の寝室には倒れる物が多い気がした。家に帰ったら、どうしたら逃げやすいか、安全かについて考えてみたい」と話していた。
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