十和田市消防団(須田山俊一団長)は8日、同市の官庁街通りと市民文化ホールで観閲式を行った。団員約600人が分列行進を披露し、地域の防火や防災への担い手として決意を新たにした。
式では、観閲者の櫻田百合子市長が団員の服装や消防車両を点検した後、団員が消防車両約40台と共に官庁街通りを分列行進。市民文化ホールでの式典で功労団員らを表彰した。
櫻田市長は「地域防災力の中核となる消防団の活動は非常に重要。これからも一丸となって活動を続けてほしい」と式辞。須田山団長は「災害のない地域づくりに努め、誇りを持って活動することを期待する」と訓示した。
式典後は市中央公園緑地に移り、消火技術を競う「玉落し競技」を実施。各分団員が日頃の練習の成果を競い合った。
【写真説明】
分列行進を披露する消防団員