赤十字理念と災害時の備え学ぶ/八戸・吹上小

赤十字理念と災害時の備え学ぶ/八戸・吹上小

 三八地区青少年赤十字指導者協議会(久保慶喜会長)は25日、八戸市立吹上小で赤十字活動の理解を深めながら交流する「三八地区青少年赤十字リーダーシップトレーニングセンター」を開いた。同小の5年生約70人が赤十字の理念と災害を想定した有事の備えを学んだ。

 児童は赤十字の創始者アンリー・デュナンや、戦場で手縫いの赤十字旗を掲げ、敵味方問わず負傷兵を救った佐井村出身の医師・三上剛太郎について学んだ。

 防災教育では、在宅中に地震が発生したと想定し、避難時の持ち出し品について検討。各班の児童は水や毛布を表す所持品のカードを図の収納スペースに当てはめ、優先順位を話し合った。

 川口実桜さん(11)は「みんなと先のことを想定して、持ち出す所持品を考えた。家に帰ったら非常用持ち出し袋の用意について話してみたい」と話した。

【写真説明】

災害が起きた時に必要な持ち出し品を話し合う児童
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