六戸町は17、18の2日間、町就業改善センターで防災キャンプを行い、町内の子どもたちが1泊2日の避難所体験などを通じて、災害に備えた自助の心構えを学んだ。
町や町教委、町B&G海洋センター指導者会の主催で、公益財団法人B&G財団の「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築事業」研修支援金を活用して、今後3年間開催する予定。初年度は町立義務教育学校六戸学園の3~6年生約20人が参加した。
子どもたちは、避難所用の段ボールベッドの設営や防災食づくりなどを体験。また、プールに移動して水難時に救助を待つ方法を学んだり、停電を想定して真っ暗な旧六戸中の校舎を散策するなど、さまざまな災害を想定した訓練に挑戦した。
同学園6年の十文字喬大郎さんは「真っ暗な中では手探りでも全く周りが分からないことや、子どもでも5人いれば大人1人を運んで救助できることなど、いろいろ学べた」と語った。
【写真説明】
段ボールベッドを組み立てる子どもたち