三沢市立岡三沢小で25日、地域住民や防災士を招いた防災教室が開かれた。参加した児童や保護者約60人は命を守る行動や、避難所で使われる防災グッズの使い方などを学び、災害時の備えについて理解を深めた。
学校と地域の関わりを深めながら、防災意識を高めてもらおうと、同小PTAと地域学校協働活動本部が主催。青森県防災士会八戸支部に所属する防災士や市防災危機管理課の職員らが講師を務めた。
学校には体育館などの広い施設があるため、避難所として利用される可能性が高い。児童は円滑な避難所開設に協力できるよう、実際に段ボールベッドや簡易トイレを組み立て、使い方を学んだ。
このほか、非常食を食べたり、手袋、懐中電灯などの非常用持ち出し品などについて学んだりして、いざというときのための心構えをした。
参加した同小4年の金枝大芽さん(10)は「段ボールベッドの組み立てが楽しかった。もし学校が避難所になったらみんなを助けたい」と語った。
【写真説明】
段ボールベッドを組み立てる児童