手つなぎ一緒に避難 久慈翔北高と門前保育園が合同訓練/久慈

手つなぎ一緒に避難 久慈翔北高と門前保育園が合同訓練/久慈

 岩手県立久慈翔北高(村山薫美校長)と門前保育園(宮澤順子園長)が13日、地震・津波を想定した合同の避難訓練を行い、有事に備えた。

 同校の門前校舎は洪水、津波などの際の市指定緊急避難場所に指定。同保育園は最大クラスの津波想定で浸水区域に立地し、有事には門前校舎が避難先になっている。訓練は実践的な防災行動のための共通理解の機会として、2023年から合同で実施している。

 訓練には高校側から環境緑化系列と介護福祉系列の2、3年生計37人、保育園側からは園児約80人が参加した。生徒たちは避難ルートの途中の交差点で園児たちと合流し、門前校舎まで園児の手を引くなどして一緒に避難。到着後は一緒に防災キットの作成など震災学習にも取り組んだ。

 参加した中野杏奈さん(介護福祉系列3年)は「災害を想定して急いで避難できたと思う。万が一の時も協力して実践できれば」と話していた。

【写真説明】

防災頭巾を着用した園児たちと一緒に避難する久慈翔北高生
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