健康増進や防災設備、改善策提案 百石高生、町長と意見交換

健康増進や防災設備、改善策提案 百石高生、町長と意見交換

 青森県立百石高校(志村博校長)で25日、生徒と成田隆おいらせ町長、町職員が町が抱える課題について、意見を交わす「町長とフレッシュトーク」が開かれた。生徒は町民の健康増進や防災設備などのテーマで町の現状や改善案を発表。成田町長とより良い町を目指して話し合った。

 まちづくりに関心を持ってもらおうと町が毎年開催している。同校普通科の1年生約60人が参加し、生徒代表の3人が意見を述べた。

 同校では「総合的な探求の時間」の授業が設けられており、生徒が町の課題を探り、10代の目線で改善案を考える取り組みを約1年間にわたって実施してきた。

 発表した3人のうち、山下優愛さん(16)は「おいらせ町の人が運動するにはどうしたらよいか」と題して発表。町側は「サイクリング、ウオーキングのいいスポットを見つけて、マップにしてみてほしい」と応えていた。

 フレッシュトーク終了後、成田町長は「生徒はわれわれが思いつかないような柔軟な発想を持っていた。(町政運営の)ヒントをもらった」と話した。 

【写真説明】

生徒の提案に対し、自身の意見を述べる成田隆町長
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