新郷村自主防災組織合同訓練が12日、村都市農村交流センター美郷館で開かれた。村内の各常会の代表者や村消防団の団員ら34人が参加し、災害時を想定した消火活動や避難所設営を行い、万が一に備えた。
14日からの春の火災予防運動に合わせて行われた。
最初に屋外で、消火栓から放水した消火作業や消火器の使い方を確認した。濃煙体験や、地震体験車で過去に発生した巨大地震の揺れを体感するコーナーも設けられた。
後半では避難所設営に関する講習が行われた。防災士の松森光弘さんが、災害時の心得として「自助」「共助」「公助」の意味を解説。村防災マップで普段から村内で災害リスクが高い場所を確認することも呼びかけた。
続けて、段ボールベッドの組み立てや簡易トイレの使い方を学んだ。防寒対策の一つとして、体をぬらさずに温まることができる足湯を体験。空箱とゴミ袋2枚を組み合わせて簡単にできることに、参加者から感心する声が多く聞かれた。
【写真説明】
ぬれない足湯を体験する参加者