災害発生時にペットを連れて避難する被災者に対応するため、環境省と青森県、八戸市は30日、市総合保健センターで、図上訓練を開催。防災や保健衛生に関する職員ら約50人が、連携体制を確認しながら避難所運営などの問題点を洗い出した。ペットの避難に特化した訓練は県内で初めて。
同省は、避難時にペットを置き去りにしない「同行避難」を推奨しているものの、一緒に過ごせる施設が限られるなどさまざまな課題を抱える。実際、能登半島地震の被災地では、被災した自宅や車中での生活を選ぶ人もいた。
今回の訓練はこれらの課題に対し、円滑な同行避難を進めるために防災部局と動物部局の連携を図ろうと、同省の支援事業を利用して実施。県動物愛護センターや三八支部獣医師会、市災害対策課、市衛生課などの職員らが参加した。
NPO法人アナイス(東京)の平井潤子理事長が「避難所でのペットの受入れに係わる課題と視点」と題して講演した後、県南地方で最大震度6強の地震が発生した―との想定で訓練を実施した。
参加者は避難所や保健衛生班、市災害対策本部などに分かれ、時間経過ごとに発生する「ペット同伴者が多く訪れた」「ペット用の引き綱が足りない」といった状況変化などに、連携しながら対処していた。
【写真説明】
災害発生時にペットを連れて避難する被災者に対応するため、環境省と青森県、八戸市は30日、市総合保健センターで、図上訓練を開催。防災や保健衛生に関する職員ら約50人が、連携体制を確認しながら避難所運営などの問題点を洗い出した。ペットの避難に特化した訓練は県内で初めて。
同省は、避難時にペットを置き去りにしない「同行避難」を推奨しているものの、一緒に過ごせる施設が限られるなどさまざまな課題を抱える。実際、能登半島地震の被災地では、被災した自宅や車中での生活を選ぶ人もいた。
今回の訓練はこれらの課題に対し、円滑な同行避難を進めるために防災部局と動物部局の連携を図ろうと、同省の支援事業を利用して実施。県動物愛護センターや三八支部獣医師会、市災害対策課、市衛生課などの職員らが参加した。
NPO法人アナイス(東京)の平井潤子理事長が「避難所でのペットの受入れに係わる課題と視点」と題して講演した後、県南地方で最大震度6強の地震が発生した―との想定で訓練を実施した。
参加者は避難所や保健衛生班、市災害対策本部などに分かれ、時間経過ごとに発生する「ペット同伴者が多く訪れた」「ペット用の引き綱が足りない」といった状況変化などに、連携しながら対処していた。