「かめ吉」の防災リュックをプレゼント 4月以降は新入生全員にも/久慈

「かめ吉」の防災リュックをプレゼント 4月以降は新入生全員にも/久慈

 子ども服の製造販売などを手がけるF・O・インターナショナル(本社神戸市)は12日、久慈市の平山保育園(菅原志保子園長)の子どもたちに、久慈水族科学館もぐらんぴあで人気のカメをモチーフにした商品「かめ吉防災リュック」をプレゼントした。リュックは4月以降、市内の新小学1年生約200人にも贈られる。

 F・O社は同市と包括的連携協定を結び、地域の名物にちなんだ雑貨などの開発・販売などに取り組んでおり、リュックもその一つ。青いデニム地で、有事には防災頭巾、座布団としても活用できるという。

 寄贈は、子どもや保護者の防災意識啓発につなげてもらおうと、東日本震災の発災から13年に合わせて実施した。同科学館で行われた贈呈式では、同社の小野篤子取締役が園児一人一人にリュックを手渡したほか、市担当者が「地震が起きたら体を守って逃げることが大切。リュックには逃げる際に必要なものを入れておいて」と呼びかけた。

 園児は真新しいリュックを気に入った様子。4月に新1年生になる小林果奈ちゃんは「かわいいリュック。お水とか缶詰を入れておく」、大西拓音ちゃんは「地震や津波が来たときに使うよ」などと話していた。

【写真説明】

かめ吉防災リュックをプレゼントされた平山保育園の園児ら
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