青森県立八戸第二養護学校PTA(山之内悠会長)は23日、八戸市福祉公民館でPTA研修会「障がい児の防災を学ぼう~八戸市の場合~」を開催した。保護者約40人が参加し、有事に備えた。
県教委の事業を活用し、同校PTA研修委員会がテーマを設定。市災害対策課と福祉政策課の担当者が講師となり、家庭での防災・減災対策や、支援が必要な人に向けた取り組みなどを紹介した。
要支援者一人一人に合った「個別避難計画」作成に向けた行政の動きや「避難行動要支援者名簿」登録の必要性、福祉避難所の利用方法などについても説明。担当者は「日頃から考えておくことで、災害時に生き残る可能性が広がる」と備えの重要性を説いた。
そのほか、在宅避難時などに活用できる段ボール製の簡易ベッドや簡易トイレの組み立て、非常食の試食なども体験した。
【写真説明】
災害時用の段ボールベッドを組み立てる参加者