災害時の助け合い、大切さ再確認 久慈・市民おらほーる劇場公演

災害時の助け合い、大切さ再確認 久慈・市民おらほーる劇場公演

 久慈市山村文化交流センターで11月30日、12月1日の両日、市民おらほーる劇場の第16回公演「大怪獣の厄災」が行われ、訪れた市民が地元の人たちの笑いあり、哀愁ありの舞台を通じて、災害時は協力し合って生き抜く大切さを再確認した。

 おらほーる劇場は、脚本や演出、衣装など上演にかかる一切を地元の人たちが担う市民参加型の舞台で、2008年から毎年行われている。

 今回の公演は、大地震で避難所となり、大雨災害も重なって孤立した中学校が舞台。キャストたちは、大人が当初、中学校や行政、自治会の関係者すらリーダーシップを取ろうとしない中、子どもたちの頑張りに背中を押されるように次第に責任感が芽生え、避難者同士で考え、助け合って生き抜いていく様子を、心を込めて演じていた。

 小学生の避難者役として出演した黒畑翔斗さん(市立小久慈小4年)は「演技するのが楽しくて、初めて舞台に出ようと思った。緊張したけれど、100点満点の演技ができた」と笑顔を見せていた。

【写真説明】

熱演を繰り広げた出演者
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