保育園児が参加、有事の対処方法を確認 八戸・マリエントで総合避難訓練

保育園児が参加、有事の対処方法を確認 八戸・マリエントで総合避難訓練

 八戸市水産科学館マリエント(吉井仁美館長)で23日、総合避難訓練が行われた。すみれ保育園とさめ保育園の園児34人が参加し、災害発生時の対処方法を確認した。

 訓練は同館の主催で、八戸東消防署鮫分署と日本防災技術センターが協力。開館中に大地震が発生し、さらに3階のボイラー室から出火したという想定の下で実施した。園児たちは職員の誘導に従って、3階展示室から4階のシンボルコートに避難した。

 訓練後は3階の大水槽で、同署の浦須内俊消防士長が「消防ダイバー」に扮(ふん)して魚たちに餌やりを行ったほか、隊員による消防クイズや防火服の着用体験も実施。子どもたちは隊員との交流を楽しみながら、防災意識を高めた。

 さめ保育園年長組の吉﨑楓(ふう)ちゃん(5)は「実際に炎が間近に迫って来たら怖い」と不安げ。同組の山田冬愛(ふあ)ちゃん(5)は、「よく友達とマリエントに来るので、(本番でも)ちゃんと避難したい」と話した。

【写真説明】

4階のシンボルコートに避難する園児ら
記事一覧に戻る