久慈市長内町の東広美町公民館で27日、「夏の防災まつり」が行われ、地域の子どもたちが、消火器による的当てや非常食の調理体験などを通じて、有事の備えを学んだ。
防災について、子どもたちに楽しみながら考えてもらおうと、東広美町自主防災会(晴山良一会長)が初めて開いた。
会場では、子どもたちが水消火器で10個の的をどれだけ早く倒せるかに挑戦したほか、地域の女性らの協力を得て、非常食としてビニール袋に具材を入れてピラフや蒸しパンを調理。煙を充満させた暗い部屋から脱出する体験や防災〇×クイズなども行われ、にぎわいをみせていた。
参加した遠藤暖大さん(市立長内小2年)は「煙がいっぱいの部屋では、口と鼻をふさいで動かなければならないことが勉強になった」と話していた。
【写真説明】
ビニール袋にホットケーキミックスなどを入れて、蒸しパン作りに挑戦する子どもたち